正しいコーヒーミルを選んでますか?ホームバリスタにおすすめのコーヒーミル【メリタ VARIO-E】
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朝が死ぬほど苦手なくせに、毎朝、挽きたてのコーヒーをハンドドリップするのだけは欠かせない儀式(?)になっています。

コーヒーを美味しく淹れるための要素は、コーヒー豆とお湯の割合、お湯の温度、豆の挽き具合、抽出方法、抽出時間などいろいろありますが、中でも豆の挽き具合はコーヒーの味を左右する大切な要素なのです。

この記事では、肝心の豆の挽き具合を決定するコーヒーミル(グラインダー)の選び方とおすすめの商品について書いてみました。

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豆の挽きムラが少ないことがコーヒーを美味しく淹れるポイント

美味しいコーヒーを淹れるためにコーヒーミル選びが大切な理由は、豆の挽きムラがあるかどうかで味が全然違ってくるからなんです。

挽きムラがなく粒度が均一なほうが美味しいコーヒーになります。

挽きムラがあるとなぜコーヒーが美味しくならないかというと、

  • 細かい粉状の粒は、素早くお湯が浸透して苦みや雑味が出やすく
  • 粗い粒はコーヒーの風味を抽出しずらく、不快な酸味が出やすい

という理由があります。

コーヒーには様々な成分が含まれていて、抽出される順番があります。ざっくり並べると、

酸味 → 甘み → 苦み・渋み

粒が細かいと後半で出てくる苦みや渋みが早く抽出されてしまい、粒が粗いと甘みまで到達しないうちに抽出が終わってしまうということなんですね。

つまり、挽きムラがあると、抽出にばらつきが出て味のバランスが取れなくなってしまうのです。

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コーヒーミルの種類

コーヒーミルの種類は大きく分けて2つあります。

ブレードグラインダー(Blade Grinder)

金属の刃がプロペラのように高速回転して、コーヒー豆を粉砕します。ミキサーと同じような構造ですね。

blade griner bullet

1枚目の写真はコーヒー専用のミルですが、2枚目の写真はマジックブレット(Magic Bullet)というマルチミキサーのものです。スムージーも作れるし、コーヒーミルとしても使えますよっていうもの。

実は私、つい1年半前までこのマジックブレットをコーヒーミルとして使っておりました。コーヒーは好きなくせに、クオリティには全然こだわっていなかったことがバレバレですね(汗)

バーグラインダー(Burr Grinder)

日本では臼タイプと呼ばれているようです。バーグラインダーには次の2種類があります。

  • ディスク(あるいはフラット)バーグラインダー
    2枚の円盤状のギザギザの歯の間に入ったコーヒー豆を粉砕します。

flat burr

  • コニカルバーグラインダー
    固定された外側の歯と、回転する内側の円錐形の歯の間に入ったコーヒー豆を粉砕します。
    電動のものと手動のものがあります。

conical burr

※この2種類を別のタイプと捉えて、コーヒーミルの種類を3種類としている場合もあります。

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それぞれのメリット・デメリット

2種類のグラインダーのメリットとデメリットを見ていきましょう。

ブレードグラインダー(Blade Grinder)のメリット・デメリット

メリット
  • 価格が安い
  • コンパクトで場所を取らない
デメリット
  • 挽きムラが多い
  • 毎回挽き具合が違う
  • 刃が高速回転するので熱を生じる(コーヒー豆のフレーバーに影響する)

ブレードグラインダーは値段も安いし、小さくて場所も取らず使い勝手はいいんですが、正直おすすめしません

なぜなら、コーヒー豆を均等に挽くことができないからです。

美味しいコーヒーを淹れるためには粒度が均一であることが大切なのに、それができないということはコーヒーミルとしてはいかがなものか。

今回、この記事を書くにあたって、しばらく使っていないマジックブレットを引っ張り出してきて、コーヒー豆を挽いてみたんですよ。

なるべく均等に挽こうと思うと、振っては挽いて、振っては挽いての繰り返し。時間はかかるし、なかなか均等にならないわでかなりストレスでした。

grinder comparison

写真の右側がマジックブレットで挽いたコーヒー。何度も繰り返し挽いたので、何とかまあそれなりに挽けていますが、隣のコニカルバーグラインダーで挽いたものと比べると粗さが目立ちます。また、写真だとわかりにくいですが、何度も挽いたために細かい粉も多く混ざっています。

普通はそんなに何度も何度も繰り返し挽かないでしょうから、そうなるともっと大小の粒の差が大きくなりますよね。

また、ブレードグラインダーはモーターが高速回転するので、熱が生じてしまいます。この熱もコーヒーのフレーバーにネガティブな影響を与えてしまいます。

バーグラインダー(Burr Grinder)のメリット・デメリット

ここでは主に電動のバーグラインダーについて説明しています。

メリット
  • 粒度を均一に保つことができる
  • 短時間で挽ける
  • エスプレッソ、ドリップ、フレンチプレスなど抽出方法に応じて挽き具合を細かく調節できる
デメリット
  • 価格が高い
  • ブレードグラインダーに比べて大きめなので場所を取る

バーグラインダーを選ぶ最大のメリットはやはりコーヒー豆を均一に挽けることでしょう。しかも、短時間で!

そして、挽き具合を細かく調整できるので、いろいろな抽出方法を試したい場合に便利です。

性能が優れている分、ブレードグラインダーに比べると価格は高くなりますが、自宅で挽きたての美味しいコーヒーを楽しみたい方にはぜひともバーグラインダーを選んでいただきたい。

特に、サードウェーブと呼ばれるコーヒー(スペシャルティコーヒー)を美味しく淹れるには、バーグラインダーは必須だと思います。ブレードグラインダーではせっかくの良質のコーヒーがもったいない。

サイズもブレードグラインダーに比べると大きめですが、巨大というわけではないので置き場所はきっと見つかるはず。

メリタ バリオ(VARIO-E)をおすすめする理由

前置きが長くなりましたが、上記の理由を踏まえておすすめしたいバーグラインダーがこちら。

実はこのメリタのVARIO-Eは、アメリカのBaratza社のEncoreという商品のOEM品なのです。私はアメリカでBaratza社の商品を購入しました。

そもそもなぜこの商品を購入したかというと、私が2017年にQグレーダーという国際的なコーヒーの鑑定士資格を取得したときに参加したコースの先生のおすすめだったからなのです。

普段、自宅で使うなら値段もお手頃なEncoreで十分よ、と。

おすすめ理由1 40段階の調節が可能

挽き具合を調節できるメモリが0~40まで設定されています。
操作は簡単で、コーヒー豆を入れるホッパーをカチカチと回して目盛りに合わせるだけです。
0 極細挽き
20 中挽き
40 極粗挽き

baratza encore

40段階の調節ができることで、エスプレッソからフレンチプレスまで対応できます。

私は普段ハンドドリップかエアロプレスで淹れているので、ロースト具合とどちらの器具を使うかで18~22くらいで様子を見ながら調節しています。

淹れてみてしっくりこないな~というときは、微調整してちょうど良い挽き具合を探すのもまた楽しい。

4つの異なる目盛りで挽いてみるとこんな感じです。
baratza encore
普段エスプレッソは飲まない私ですが、極細挽きはお菓子作りでコーヒーのフレーバーを加えるときに使えるんじゃないか?とふと思いました。小麦粉に適量混ぜるといいかも。

おすすめ理由2 低速回転

VARIO-Eの回転速度は、毎分450回転。グラインドスピードは1分間に48~66gです。

ゆっくりと回転することで熱や騒音、静電気の発生を防いでくれます。

音に関して言うと、決して静かではないですが、コーヒー豆が砕ける音がするのは仕方のないことですし、特に気になるほどではないです。

コーヒー豆を受ける容器がプラスチックなので、静電気が気になる方もいると思いますが、静電気防止特性のある素材なので、ある程度は抑制されていると思います。

チャフが周りについてしまうのは、ある程度は仕方がないのかなという気はします。フィルターに移すときに容器の裏をポンポンと叩いてやるとキレイになるので、これも気になるほどではないです。

おすすめ理由3 エスプレッソ・スイッチがある

正面にエスプレッソ・スイッチがついていて、押している間だけコーヒー豆を挽けるようになっているので、コーヒー豆を受ける容器を外して、エスプレッソ用ホルダーで直接受けることもできます。

baratza encore

baratza encore espresso
(写真はBaratza Encoreマニュアルからお借りしています) 

ブレードグラインダーとバーグラインダーの味比較

ここまでの内容で、バーグラインダーをおすすめする理由は十分に伝わったかなと思うのですが、今回せっかくなので、味比べをしてみました。

coffee comparison

ブレードグラインダーのほうは、まず不快な酸っぱい酸味が目立って、フレーバーが感じられずフラット。後味に雑味が残るというかなり残念な結果に。

VARIO-Eで挽いたほうは酸味と甘みのバランスが取れていてクリーンカップ。いつもの美味しいコーヒーでした。

同じコーヒー豆、同じ量、同じお湯の温度、同じ抽出方法で淹れたにもかかわらず、こんなに味に違いが出るのかと衝撃でした。

以前、マジックブレットで挽いたコーヒーを普通に飲んでいたのは、コーヒー豆のクオリティもイマイチだったからなんだろうなぁ。深煎りの低品質のコーヒーだと、グラインダーによる差を感じにくいんだと思います(私の味覚が疎かっただけかもしれないけど)。

ということは、高品質の中~浅煎りのコーヒーだと、グラインダーによる差がはっきりと出るということですよね。

アメリカのスペシャリティコーヒー関係の本やウェブサイトをいろいろと見てみましたが、ブレードグラインダーについてはいずれも否定的な意見でした。

おわりに

これからコーヒーミルの購入をお考えの方は、まずブレードグラインダーを候補から外していただき、バーグラインダーの中から予算と目的に合わせたものを選んでいただければと思います。

長く使えるものですので、ご自宅でワンランク上のコーヒータイムを楽しむために買っておいて後悔はしませんよ。

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