
Image by silviarita from Pixabay
毎月きっちり来ていたものが来なくなるというのはやはり感慨深い。
現時点で、整理予定日から2週間半くらい。こんなに遅れることはないので、いよいよ待ちわびていた閉経に向けての第一歩が始まったと思われます。
さすがにこの歳になると「やだ、もしかして妊娠!?」という心配がないのはありがたいわよね。
更年期とは
閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」といいます。(公益社団法人 日本産科婦人科学会HPより引用)
「閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間」ということは、更年期は今に始まったものではなく、すでに突入していたということよね。
私、現在51歳ですが、今まで毎月きっちりと生理が来ていたので、正直あまり更年期という自覚はなかった。ただ、やっぱりホルモンバランスが崩れてるんだろな~とは感じておりました。
更年期の症状
更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。(公益社団法人 日本産科婦人科学会HPより引用)
つい「更年期障害」という言葉を使いがちだけど、日常生活に支障をきたすほどではないものは「更年期症状」というのだね。
今回参考にした日本産科婦人科学会のホームページによると、更年期の症状は大きく3種類だそう。
- 血管の拡張と放熱に関係する症状:ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗など
- その他のさまざまな身体症状:めまい、動悸、胸が締め付けられるような感じ、頭痛、肩こり、腰や背中の痛み、関節の痛み、冷え、しびれ、疲れやすさなど
- 精神症状:気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠など
1は割とよく聞く更年期の症状。すでに閉経を迎えた友達もホットフラッシュとか突然の発汗が大変だと言ってました。2と3はいわゆる不定愁訴というやつか。更年期に起こるから更年期症状と呼ばれるってことよね。
私がアロマセラピーの資格を取るためにスクールに通っていた時、解剖学のクラスは現役の女性ドクターが担当していたんだけど、更年期症状の個人差は精神的なストレスによるものが大きいと言ってました。
女性ホルモンの影響はもちろん身体的にはあるんだけど、それに加えて、50歳前後ってちょうど子供が独立したり、親の介護が始まる時期だったりするし、自分自身も体力や外見の衰えを感じて老いと向き合う時期でもあるんですよね。そういうことで過度にストレスを感じると、更年期症状も重くなりがちなんだとか。
更年期症状~私の場合
で、私の場合はというと、今のところ、悪名高い「ホットフラッシュ」とか、やたら汗をかくというのはないけど、今思えば、この1年ほど生理痛が酷かったのも更年期の一種だったのだろうかと。
というのも、それまでは、多少腰が重いな~だるいな~という程度で、鎮痛剤のお世話になることも寝込むようなこともなかった。友達が腹痛が酷すぎて会社を休むとか、毎月必ず鎮痛剤を服用するというのを聞いて、他人事のように「大変だな~」と思っていたのですよ。
が、しかし、50を過ぎて、本格的な生理痛を経験。お腹はズキズキ痛むし、腰が重くて痛くて座ってるのが辛いし、頭が割れそうに痛いし。QOL向上のため、さすがに鎮痛剤を飲みました。
更年期症状の主な原因はエストロゲンの低下で、しかも、閉経前にはジェットコースターみたいに激しく上下するそうなので、私の場合はそれが生理痛として現れたのか。まあ、もちろんそれだけではないと思うけど。アメリカに引っ越してきてから食生活も乱れ気味だし(汗)
直近の症状でいうと、生理予定日を過ぎてから胸が張って痛い。乳首も敏感になって痛い。まるで生理が来る直前のような感じ。もしかして、かなり遅れて生理が来るんかな???
それと、蕁麻疹が酷い!ここ数日、夜中に痒みが酷くて寝れないので、アレルギー薬を飲んでます。
この酷い蕁麻疹。実は、6年前に流産した直後に発症しました。もう顔以外の全身に出まして、さすがにちょっと怖くなりましたね。最初の数か月は不定期に発症していたけど、段々とパターン化してきて、排卵の前後から生理が始まる頃まで続くように。
それで、いろいろと調べてみたら、どうもエストロゲンに対する過敏反応らしいということがわかりました。ここ2~3年はすっかり落ち着いていたんですけどね。今回復活したのもエストロゲンの影響なんだろうな。それにしても辛い…。
閉経というのはある日突然生理が来なくなってそれっきりというわけではなくて、来たり来なかったりしながら(←これはこれで困ると友達が言っていた)徐々に無くなっていくものらしいので、まだしばらくは生理との付き合いは続きそう。
閉経はネガティブなことなのか
すでに閉経を迎えた友達曰く、「閉経すると女でなくなる気がして、なんとなく気持ちが焦る」
私も以前はそう思ってたかも。面倒なイベントではあるけど、生理があるから妊娠もできるし、いわゆる女性の象徴のようなものだと思っていた。45歳で流産した後も、生理があるうちはたとえ確率が低くてもまたチャンスがあるんじゃないかと淡い期待を抱いていたし。
でも、この歳になると「もう早く終わって~!子宮よ、そんなに頑張らなくてもいいから~!」って思うようになったよ(笑)
だって、PMS(月経前症候群)と生理中を併せると、月の3分の1くらいは体調や気分がイマイチなわけでしょ。それが無くなるというのは、むしろポジティブなことではないか?
旅行やスポーツの予定を入れるのに生理予定日を気にしなくていいし、夜寝る時に下着やシーツを汚す心配もしなくていいし、夜の営みだって万が一を気にする必要もなくなる。それだけでもすごい開放感なんだが。
いや、まあね、閉経後の世界をまだ実際に経験してないので、もしかしたらネガティブなこともあるかもしれませんよ。骨粗しょう症になりやすくなるとかね。それは確かに心配ではあるな。
でも、せっかくだから人生の新しいステージを楽しみたいという気持ちのほうが今のところは強い。
このブログで更年期記録でも書こうかな。誰も読みたくないか(笑)