衝撃的!Ninety Plusのゲイシャ・パーシ(Gesha Perci)は独特の香りとフレーバー
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コーヒーを飲んで「うわ~良い香り」とか「あ、これは美味しい!」と感動することはよくありますが、

「え???何だこれ?」

と言葉を失うことってそうそうないです。

が、このNinety Plus(ナインティ・プラス)のゲイシャ・パーシ(Gesha Perci)は、これまで味わったことがない衝撃的なコーヒーでした。

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Ninety Plusについて

Ninety Plusはパナマとエチオピアでシングルオリジン、単品種のコーヒーを栽培・生産している会社です。

2006年にジョセフ・ブロドスキー(Joseph Brodsky)氏によって創業され、現在はパナマに「Ninety Plus Gesha Estates」という自社農園も持っています。

Ninety Plusが世界中のコーヒー関係者を魅了しているのは、その革新的なプロセス方法と独特なロット製造から生み出される他では真似できない特別な風味にあります。

エチオピアではエアルーム(昔からその地に自生する品種)、パナマではゲイシャ(GeshaあるいはGeisha)を数多くの区画に分けて栽培していているのですが、それぞれの区画ごとに微妙に自然条件が異なるため風味特性が変わってきます。

その異なる風味特性とプロセス方法を組み合わせて、それぞれのロットごとに目指すプロファイルを作り上げていくという手法をとっているそうなのですが、農園のすべての風味特性を知り尽くしていないとできない業。

そして、プロセス方法も既存の方法にとらわれない革新的な方法を取り入れることで、独特の風味を生み出しています。

また、味の追及はもちろんのこと、Humanity(人を大切にすること)とEcology(生態系を守ること)も経営の核となっていて、ワーカーの生活レベルの向上や本来の生態系を保護する農園作りに力を入れています。

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ゲイシャ・パーシ(Gesha Perci)とは

Ninety Plusのことは知っていたんですけど、値段がお高めということもあって実は飲んだことがなかったんですよね。今回、友達がおすそ分けしてくれて初体験となったわけですが、あまりに衝撃でいろいろ調べてみたら、ゲイシャ・パーシはNinety Plusのコーヒーの中でもっともよく知られているコーヒーなんだそうです。

ゲイシャ(GeshaあるいはGeisha)は、2004年にベストオブパナマという国際オークションでHacienda La Esmeralda(エスメラルダ農園)が出品したことで一躍脚光を浴び、それ以来高値で取引されている品種です。国際的なバリスタの大会でもよく使用されています。

Ninety Plusのゲイシャ・パーシは、Hot Fermentation(ホットファーメンテーション)という独自のナチュラルプロセス方法で処理されていて、それが独特の風味を醸し出しているのです。

ちなみに、「Perci」という名前は、Ninety Plusの造語で「perspective(ものの見方・遠近法・見通しなど)」という単語に由来するとか。

シングルオリジンの場合、地域の名前がコーヒーの名称になることが多いのですが、Ninety Plusの場合は造語を使っているんだそうです。

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ファーメンテーションプロセスとは?

Fermentation(ファーメンテーション)は「発酵」という意味で、酵母などを使ってコーヒーを発酵させる方法なんですが、最近注目を集めている処理方法です。

コーヒーを発酵させることで、甘さや酸味が洗練され、独特でエキゾチックなフルーツやチョコレートなどの風味が加わるというもの。

2017年にハワイのマウイ島で開催されたカッピングコンペティションで一位になった農園のブースに立ち寄ったときに、オーナーがワインの発酵に使われる酵母と同じものを使って発酵させたんだと熱く語ってくれたのが印象に残っています。

Ninety Plusの発酵プロセスは「Hot」がつくので、発酵の際に熱を加えているんでしょうが、詳細については企業秘密なんだそうです。

果たしてゲイシャ・パーシ(Gesha Perci)の味は?

パッケージを開けた瞬間から、これはただものではないなと思わせる独特の香りが漂ってきます。

gesha perci

最初の印象は濃厚なダークチョコレートとか、チョコレートリキュール。この時点で「なんだこれ、すごいな」と。

しばし、どうやって淹れようかと悩む。友達からのおすそ分けなので、あまり量がないから失敗はできん。とりあえず、ロースターおすすめの抽出方法を参考にしつつ淹れてみました。

  • 抽出器具:ハリオV60
  • コーヒー:15g
  • お湯:240g
  • 挽き方:細挽き
  • 抽出温度:202℉(約94.4℃)
  • 抽出時間:2分20秒

おすすめの分量はコーヒー25gに対しお湯350g(1:14の割合)だったのですが、手元にあるコーヒーの量が限られていた(後でちゃんとカッピングするために少し残しておきたかった)のと、もともと濃いコーヒーが苦手なので、1:16の割合にしてみました。

挽き方については「Fine(細挽き)」とだけ書かれていたので悩みましたが、結局Baratza Encore(メリタVARIO-E)の16の目盛りに設定。Fineだと本当はもっと細かく挽いたほうがいいのかもしれないですね。でも、私の好み的にはこのくらいでよかったかも。

gesha perci cup

マンゴーとかパッションフルーツなどのトロピカルフルーツのような酸味と、ダークチョコレートやカカオニブ、チョコレートリキュールのような風味が印象的。

今回のコーヒーはBird Rock Coffee Roastersのもので、ロースターのサイトのフレーバーノートは「ハックルベリー・チョコレートソース・ブランデー」と書かれてました。

なんだろう、アルコールが入ってるわけじゃないのに、香りを嗅いでると酔いそうなんですよ(笑)それくらい濃厚というかなんというか。とにかく個性的で複雑。

ちなみにハックルベリーはこんな果実。

この果実は直径5-10 mm程度で、丸く大きめで色が濃いブルーベリーのように見える。甘いものから酸っぱいものまで味の巾があり、ブルーベリーに似た芳香を持ち、特に青から紫の多彩な色合いも持つ。しかしハックルベリーの多くの種は、ブルーベリーとは異なる顕著な酸味を持ち、あるものは顕著に大きい種子を持つ。

アメリカでコーヒーのカッピング体験に参加したり、ロースターのフレーバーノートを読んでて困るのは、知らない花とか果物とか食べ物の名前が出てくることなんですよね。名前は知ってても嗅いだことがないとか、食べたことがないとか。

ハックルベリーの場合は、ブルーベリーに似てると思っておけばいいのかな。でも、ダークチョコレートとトロピカルフルーツの印象が強すぎて、ベリーの風味は味わえなかった…。まだまだ修行中。

Gesha Perci
農園:  Ninety Plus(パナマ)
ロット:  Perci #50
標高:  1700-1800m
ロースト: 浅煎り
プロセス方法:  ナチュラル: Hot Fermentation
品種:  Gesha

おわりに

Ninety Plusの初ゲイシャは、「わ~美味しい!」っていう単純な代物ではなく、初めて味わう独特の香りと風味にかなり戸惑いました。コーヒーって処理の仕方次第でこんな風味が出せるのかと。まさに未知との遭遇。

美味しいんだけど、普段飲みのコーヒーとしてはちょっと刺激が強すぎるかもなっていうのが正直なところ(値段的にも)。でも、またぜひ飲みたいし、コーヒー好きなら一度は味わってほしいコーヒーです。

Ninety Plusのゲイシャは、他にもジュリエット(Juliette)とか、ロータス(Lotus)とか、リチェロ(Lycello)とかネキセ(Nekisse)とかロットごとに様々な名前があってプロフィールが異なるようなので、一通り飲んでみたいです。

日本では以下のお店で買えるようです(時期によって取扱いの有無あり)。

 

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