
とにかくできるだけ楽をして美味しい料理を作りたいと思っているまくらネコです(@makuraneko_ca)
1週間のうち4日はミールデリバリーサービスを使い、週末は外食することも多いので、一からがっつり料理をする機会も減りました。

とはいえ、たまには自分で何か作ってみようかしら、と思うこともありまして、そんなときにとても重宝している多機能調理器【Ninja Foodi】をご紹介します。
目次
Ninja Foodiはどれくらい多機能なのか
もともと圧力鍋が欲しいな~と思って検索してたどり着いたNinja Foodiですが、圧力機能のほかにもたくさん機能が付いています。
- PRESSURE 圧力機能
- STEAM スチーム機能
- SLOW COOK スロークック機能
- SEAR/SAUTE 炒め機能
- AIR CRISP エアクリスプ機能
- BAKE/ROAST ベイク/ロースト機能
- BROIL ブロイル機能
- DEHYDRATE デハイドレート(乾燥)機能 (私が購入した機種には付いていません)
1台でこれだけの機能があるって、すごくないですか?
でも、正直、最初はちょっと懐疑的だったんですよ、多機能調理器というものに。

実際に使ってみたら、その優秀さに感動しました。
それぞれの機能でできること
一つ一つの機能について簡単に説明していきます。
1.圧力機能
これはまさに私が欲しかった圧力鍋。でも、圧力鍋とオーブンがどうやったら共存できるのか疑問に思いませんか?
その秘密はこの蓋にあります。

Ninja Foodi のウェブサイトからお借りしています
写真に向かって左側の蓋はエアクリスプやベイク/ロースト機能用で、本体に接続されています。圧力機能を使うときには、左の蓋を開けた状態にして、圧力機能用の蓋を取り付けるのです。
私が圧力機能で最初に作ったのは…
ロングライスの玄米を炊きました。まず、ご飯を炊いてみるのはやっぱり日本人(笑)
水が少し多かったのか、ちょっとべちゃっとなってるところもありますが、長時間水に浸けておかなくても手軽に玄米が炊けるのは嬉しい。
玄米の場合、圧力機能で15分。圧力が加わるまでの時間と、自然に圧力が抜けるのを待つ時間を合わせると30~40分くらいでしょうか。白米の場合は、圧力機能で3分ほどなので、トータルで20分ほどで美味しいご飯が炊けます。
圧力機能の便利な使い方の一つは、冷凍した食材を解凍せずに料理できるところ。例えば、冷凍してあるチキンをまず圧力機能で調理し、ソースやハーブやスパイスをまぶして焼くということが1台でできます。
2.スチーム機能
クッキングポット(内釜)の底に水を入れ、付属品のラックの上に野菜を並べて蒸します。普通に蒸し器として使えます。
3.スロークック機能
アメリカでとてもポピュラーな調理機器と言えばスロークッカー。スープや煮込み料理を低温でじっくりコトコト調理してくれるので、朝のうちに材料を放り込んでおけば、夕方には美味しい料理が出来上がっているという便利な調理機器です。おそらくほとんどのアメリカの家庭にあるのではないでしょうか。
Ninja Foodiにはスロークック機能が備わっているので、これからスロークッカーを買おうと思っている人は、Ninja Foodiも検討してみてください。
4.炒め機能
クッキングポットをそのままフライパン替わりに使えます。このクッキングポットはセラミック加工されているので焦げ付かず、お手入れがとっても楽です。
炒め機能を単独で使うことはあまりなくて、煮込む前に材料を炒めたりするのに使う場合が多いです。
5.エアクリスプ機能
少量のオイルでカリッと仕上げてくれる機能で、揚げ物は食べたいけどカロリーが気になるという人や、揚げた後のオイルの処理が面倒なので揚げ物は作りたくないという人(←私)におすすめ。
私はトンカツやフライドフィッシュを作るときにこの機能を使っています。後で紹介しますが、Ninja Foodiの利点は、機能の組み合わせができることで、圧力機能とエアフライ機能を組み合わせて、中はホクホク外はカラッとした美味しいフライドポテトも作れます。
6.ベイク/ロースト機能
料理にもお菓子作りにも使えるベイク/ロースト機能。Ninja Foodiの便利なところは、余熱が不要なこと。
私はときどきやっちゃうんですよね。お菓子を作り始めてしばらくして、オーブンを予熱し忘れてたことに気づく。アメリカのオーブンって大きいので、予熱に意外と時間がかかるのです。
Ninja Foodiはコンパクトで熱線と食材が近いため、余熱なしで焼けるのはとても助かります。
ちなみに、お餅もいい感じに焼けちゃいます。
7.ブロイル機能
「ブロイル」と「ベイク/ロースト」は何が違うのか疑問に思いませんか?アメリカのオーブンには「ブロイル」機能があるのですが、私はずっと謎でした。
- ベイク:上下からの熱を使って中温で、外側はこんがりと内側は均等に焼き上げる。ケーキやマフィンなど原型のないものの調理に利用する。
- ロースト:上下からの熱を使い、ベイクとローストの間の温度で、主に野菜や肉など原型のあるものの調理に使用する。
- ブロイル:上からの熱を使い、550℉(約288℃)の高温で短時間で焦げ目をつける。調理の仕上げに使用することが多い。
ブロイルはバーベキューのような感じと思っておくといいかもしれないですね。私はステーキを焼くときに使っています。
8.デハイドレート(乾燥)機能
ドライフルーツなどの保存食を作るときに使える機能。実は、デハイドレーターも欲しいと思っていたので、「こんな機能もあるなんてすごい!」と購入の決め手の一つにもなった機能だったのですが、なんとこの機能が付いていない一つ古い機種を間違って購入してしまったのでした(涙)
早く気づけば使用前に返品できたのですが、確認もせずに何度か使った後に、あれ?そういえばデハイドレート機能がない!と慌てたけれど時すでに遅し。
ドライフルーツ以外にも、切り干し大根や干し椎茸も作れたかもしれない…と思うと残念です。デハイドレート機能が欲しい人は機種(OP302)を確認してご購入くださいね。
機能を組み合わせてお手軽ワンポット料理
Ninja Foodiを買ったら作ってみようと思っていたのは、チキンの丸焼き。
圧力機能とエアクリスプ機能を使って、中はジューシー、外はカリッとした食感に仕上げます。専用のレシピブックがあるので、その通りに調理すればOK。
レモンジュース、熱湯、はちみつ、塩、ブラックペッパー(ホール)、タイム、ガーリックをクッキングポットに入れ、付属のバスケットにチキンを置いてポットの中に入れます。
圧力蓋をセットし15分。
ジューシーに蒸されたチキンの表面にオイルを塗り、塩コショウで味付け。エアクリスプ機能の温度を400℉にセットし、15~20分焼くとこんがりチキンの出来上がり。
夫の友人が来ていたときに振る舞ったのですが大好評でした。圧力機能を使うことで短時間で中まで火が通るので、焼きすぎてパサパサになることもなくジューシーに仕上がるのがいいです。
クッキングポットの大きさが限られているので、5ポンドくらいまでの小さめのチキンしか調理できないですが、3人で食べるには十分でした。
レシピブックには、ピラフとチキンを同時に圧力機能で調理し、その後チキンにソースを塗り、周りにブロッコリーを並べてブロイルする究極のワンポット料理も紹介されています。
基本的な使い方がわかると、こんなこともできるかも?と自分でいろいろ工夫できるので楽しいですよ。
専用のレシピブックが便利
多機能であるがゆえ、それを使いこなすのも大変そうと少し不安だったのですが、レシピブックが充実しているので全く大丈夫でした。
巻末には、機能ごとに、どの食材を何分調理すればよいかの虎の巻もあるので便利です。
Ninja Foodiのデメリット
機能がたくさんあって便利なNinja Foodiですが、デメリットについても書いておきます。
場所を取る
Ninja Foodiのサイズは、幅約37㎝、奥行き約36㎝、高さ約33㎝です。実物を見るとかなりの存在感があります。キッチンが狭いと置き場所に困ることもあるかもしれないです。
大家族には向かない
クッキングポットの容量は6.5クォート(約6リットル)なので、お米を炊いたり、スープを作ったりするには十分ですが、肉や魚を焼くときに使うラックはあまり大きくはないです。
小さめのサイズの肉や魚でなんとか4人分置けるくらいで、アメリカンサイズのステーキだと2枚が精一杯です。
一度にたくさんの肉や魚を焼くのは難しいので、大家族向きではないように思いますが、4人家族の日々の食事の量を賄うには十分だと思います。
おわりに
決してお安いものではないので、購入する前に散々迷ったのですが、今では買ってよかったと思っています。多機能=どの機能も中途半端?という疑問も払しょくされ、こいつなかなか使えるなと感心しています。
圧力鍋、エフフライヤー、スロークッカー、デハイドレーターの購入を検討中の方は、Ninja Foodiも選択肢の一つに入れてみてください。別々に購入するよりは安くすみますし、場所も取らずにすみますよ。